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『コウノドリ』を観る 5

2017年11月11日 00:27

『コウノドリ』を観る 5

誕生を望まれながら
何故か消えた命の灯

その四割は原因不明
とされる死産を前に
患者に寄り添う姿に
果たして正解は?







ヘビーな内容だが、声を荒げるよーな展開は、今回もない。

全てを飲み込み包み込もうとするサクラ。先まで読み切って動く四ノ宮。

どちらも抑えた静かな振る舞い。
それが、作品全体を覆う穏やかな調べを奏でている。





初めて妊娠、それが死産だったら、それはかなりヘビーな出来事かと。



私の身近での初めての出産って、親しくしていたビストロシェフの奥サンだった。
彼女は最初の子供が流産だった。

当時独身だった若僧のアタシなんか、なんせそーゆーのに免疫ないから、露骨にゃ表に出さないが、他人事ながら、内心は心配でたまらない。

ちょうど、そのお店で友人たちと居た時に、お店に「産まれた!」って連絡が入って、アタシも電話替わって貰って、そりゃあもー狂喜乱舞!

その時に居合わせた友人たちは、事情とかは知らないから、(何だ? お前の子かぁ?!)って、最初は思ったらしい(笑)





ただ、他人の私が立ち入れるのは、所詮は出産叶った“晴れ”の場面。

シェフの夫妻が乗り越えた“流産”の闇は、私はただ傍観者でしかない。

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