投票に行ってきた

おはよう ＼(^O^)/

強き雨の中の投票所
処によっては豪雨か
さながら“業雨”か
はたまた“刧雨”か
…日本が哭いている








―――朝、7時2分。

街灯煌めく、まだほの暗い街の中。
頭上に開く傘の面(おもて)、これでもかとひっきりなしに叩く雨。
かなり足元の悪い中、傘さす人が次々と投票所に吸い込まれてゆく。

中に入ると、正真正銘朝一番から並んでいた人たちが、既に行列を成していた。



私が住むのは、東京12区。

希望の党は忖度し、立憲民主党は野党の共闘、何れも候補者擁立を見合わせた。

どーしても公明候補を落とせない自公与党、リベラル代表・共産候補の、事実上の一騎討ちになっている。

どちらも組織票がもの云う勢力。

組織の活動家としては、投票日の午前中は《連れ出し》の稼ぎ時。
投票を依頼した友人・知人たちを、実際に投票所まで《連れ出す》。

朝一に先ず自分自身が投票をし、それから連れ出しに回る訳だ。



勿論、超大型台風の猛威を懸念し、雨足が強くなる前に投票します、って普通の方もおられただろう。

そこは、かつて某陣営・裏事務所を務めた私なので、どーしても裏の意味を考えてしまう。







とうとう最後まで争点の定まらぬ闘いになった今回の総選挙。

「国難突破解散!」

云いだしっぺの本人が、選挙後にすぐ、トランプとゴルフってんだから、まぁ～お気楽なもんだ。


(帰ってきたヨッパライの節で)

♪政権 よゐとこ
一度は おいで
さけは うまいし
ねぇチャンきれいだ
はぁ はぁ はっはぁ～♪

……ってか ┐(￣ヘ￣）┌







期日前投票は過去最高の1500万を越えた。

一方で悪天候も影響し、投票率の頭打ちも懸念される。



自分の1票なんて、大海の中の1滴。
そー思う無力感は、確かにある。

だが、諦めればそれで終わりだ。
それこそ、貴女の1票は海の藻屑と消え去ることになる。



投票しない、白紙票を投ずるのは、勿論一つの選択肢ではある。

ただ、それは勝った政党に全てを任せる“白紙委任状”であるのを忘れてはならない。

《無条件降伏》なのだ。



「ろくなのがいない」
私も、そう思う。

特に、私の東京12区は共産vs公明！
毛嫌い率高き、2大虚党の激突だ！！

だが、私たちの生活だって、いつも最高の選択をしながら生きてる訳ではない。

もがきながら、苦しみながら、これだって“策”がなかったとしても、よりよゐ“策”を講じてきた筈だ。



選挙とて、これも同じ。

満足できずとも、よりよゐ誰かを選ぶことが、私たちの意思表示だ。



世の中、努力が必ず実を結ぶとはかぎらない。だが、無理・無駄にも思える足掻きを止めたら、そこに私の意思はない。

投票した候補が落ちたとしても、そこには私の意思がある。

だから、私は票を投じる。
やらずの悔いを残さぬために。