落とし物

腰くらいの高さの枝に自宅キーと自転車キーのセットになった鍵がぶら下がっていた。


多分、落とし物を通りすがりの人が枝に引っ掛けたのだろう。



以前、子供がスイミングスクールの会員カードを落としてきた道を戻ったら、
縁石のおかれていたことを思い出した。




またご丁寧に「この靴を落とされた方は可愛らしい女の子でした。
ベビーカーに乗っていたからお母さんが気が付かなかったのかと」
というメッセージ付きで袋に靴と一緒にぶら下がっていたこと。



これは追いかけて「落としましたよ」って渡せば済むことをこのような間接的なことをするのかと。




また落とし物を端に寄せる、そばにぶら下げるといった行為は、
落とした人が戻って探しに来たら、気が付かないのでは？　と思う。



現に落としたものは下にある！という先入観で探しているのだから、まさか上にあるとは！？　
と思うだろう。



落とした方の探している心情を考えもしないで上に置く、
端に避けるという行為は親切、正義ではないだろうか。



落としたものが下になかった経験から目線くらいの高さもチェックしながら、探すことにしている。


また落とし物を避ける、動かす方は動かした後のことは考えずにその場を立ち去るだろう。


親切のようで実は、不親切な行為の典型的パターンなのだろう。


鍵を落とされた方は間違いなく、防犯上の心配から鍵を変えるために
鍵穴の交換からしなければないのを理解した上で木の枝にぶら下げてもらいたいものである。