作ること。

子どもの頃に夢中になっていた物といえば、ガンプラです。
バンダイさんの看板商品とも言える、ガンダムのプラモデルですね。

男の子はだいたいロボットものが好き。
僕も例に漏れず、かなりハマりました。
規格が似通っているので、様々な機体のパーツをミックスして組むことも出来ましたし、そもそもプラスチックですので、接着剤での切り貼りも簡単です。
自分だけの世界を作る。
そんな自己表現のひとつだったと思います。

小学校の卒業アルバムに将来の夢を書く欄がありました。
皆がサッカー選手やアイドル、はたまたサラリーマンなどと書いている中で、僕一人が「プラモデルを作ったりしながら平和に暮らす」という斜め上の回答をしています。
相当にガンプラが好きか！？と笑い飛ばすことも出来ますが、実はなりたいものとかやりたいことがわからなかったのです。
それは今でも変わらなかったりします。
仕事は生きていくためにしなければならないし、飲食業は大変ですけど嫌いではありません。
誰もが使命を帯びて生まれてきたとは思いませんが、何かしら認められたい欲求は各々にあり、僕は人一倍なのかもしれません。

保育園の卒園アルバムには、将来の夢は「まだわからん」と書いてありました。
まだわからないままですけど、腐らず生きています。