信頼関係と言えないのかも・・・

こんな事があった。
お袋が元気でいた頃、よく顔を見せてくれてた親戚の人。　趣味で作ってた野菜とか
タケノコとか持ってきてくれてた。
　元々家業で繊維を紡いでいたがあるとき火事を出し、大きな損害を被った。その時
お袋がなにがしかの援助をしたのに至って感激、以来頻繁に顔を見せるのだとか。

　私もその恩恵に預かっていたから母が亡くなってからは代わりに時々挨拶に行っていた。
親戚も相変わらず野菜などを持ってきてくれて有難かった。
　あるとき突然私の自宅に訪ねてきた。息子さんの運転で道を尋ねながら・・・。

でもねー玄関先の立ち話だけで　家に上がって貰わなかったのよ。
　妻がいなくてお茶も出せないし、もちろん茶菓子もない。部屋も片付いて無い。
元々客など来ないからそう言う心構えがゼロ・・・笑

　私は「上がって・・」言われたら　ずうずうしくお茶にお菓子に食べるくせにね。
その時はそのままお帰り頂いてしまった。

　後でね　苦情を言われました。　上がれ・・・と言わなかった。　とね。
以来、野菜は届かなくなりました。電話も無くなりました。　私の脚も遠のきました。
たま～に訪ねても上がらない。　賀状と盆暮れの届け物は継続中。
　
　今ではまずかったな・・・と思うけど。　ホントにうちは客がないから上げる習慣が
ないんだよね。客室ないし、居間は片付いて無い。お茶の用意もないし、
突然来ると困るんだよね。　台所でも良かったのかなーーとも反省！

　親戚ん家は続き間の座敷があっていつもお茶とお菓子が用意してある。
これって信頼関係とは違うかもだけど常に自分と同じで有るべきと思うのは間違い
なのじゃないかな。　たった一回の出来事だけで判断しちゃいけないなーと
思った次第なのです。

　信頼も簡単に壊れると言うけど、簡単に壊してる気もする。度重なれば問題。
色々事情があると思って信頼して貰えたら応えますよ・・こっちも。

　今でも忸怩たる出来事でした。
今年はタケノコ来るかなーと待ってたが来なかった、　やはりね。