動物ドラマの『ZOO』に見る日本

徳利から液体を注ぎ
そのお猪口を客へ

海外ドラマ 『ZOO』の
日本が舞台の場面で
初対面の客に対して
飲み物をだす描写







最近の海外ドラマは、日本が盛んに登場する。


『SCORPION』では、アメリカの近海を日本の自衛隊が護っていた。


日本の安保関連法成立を受けての描写で、即行ストーリーに盛り込む等、身近には感じて貰えている様子。


日本語自体、そのまま単語として使われるケースなら、『スリーピー・ホロウ』の「ジンバイッタイ（人馬一体）」を始め、枚挙に暇がない。


ただ、護衛艦ならまだしも、日本の細かい描写部分には、日本人からしたら、ない、ない、の連発になる。


『ブラック・リスト』では、都会の街灯に
ボンボリ
《雪洞》が吊るしてある。そりゃ、
「灯りを点けましょ、雪洞に」とは歌うけどね……。 (-。ー;)


つまり漠然としたイメージではなく、ある程度、勉強した上での勘違い。


そして、それが海外での対日本の、一般的な理解とも云える。





『ZOO』では、離れ弧島の研究所に向かうのに、ガイガーカウンターを必須とする。


当然、《3．11》を受けての描写。


これも、海外としては仕方がない。


6年前の3月11日、日本での被災の情報は、全世界を駆けめぐった。


ところで、日本。
その陸地面積は、地球上の陸地の僅か2・5%に過ぎない。


「東日本大震災」を伝えるTVのニュース速報で、日本ドアップの日本地図をTV画面に映しても、海外の人には何処の地図だか判らない。


実際、報道ではアジアの世界地図が使われ、それだと日本が小さすぎ、地震表示マークの下に日本列島がすっぽり入ってしまったそうだ。


日本が、大変なことになっている。


その第一印象は、たぶん強く深いものだったに違いない。


流石に、全国土が汚染されているとは思ってはいないだろうが、今でも放射能で命にかかわる危険な地域がある、という認識。


それ自体は、間違いではない。
離れ弧島では、ないけどね(笑)


だが、ある意味、離れ弧島ってのは正解で、臭い物には蓋のやり方で、昨日の3．11、総理の談話すらない。


メルトダウンした核燃料棒の所在すら判らないのに、もう済んだ過去の無かったこと、それが国の方針だ。


ヨコシマ
邪な政府の思惑に、いつの間にか飼い慣らされてはいないか。





他の描写は残念だったけど、こと
ガイガーカウンターの件は、的を得ていた海外ドラマの『ZOO』でした。