デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

成程話:今、自分から

2016年09月19日 23:52

帝国ホテルで、料理人から重役になった“村上信夫”さんの話。


帝国ホテルの重役・村上信夫さんは、厨房料理人)から重役になった方(帝国ホテル初のケース)ですが、一六歳で就職したとき、「鍋磨き」から始まったそうです。
すべての新人が、二~三年は洗い場だけ、という厳しい世界でした。
村上さんはそのとき、「日本一の鍋磨きになろう」と決意したのだといいます。
当時、調理用の鍋は全て銅製で、村上さんが磨いた鍋は鏡のように光り、人を写すほどでした。
村上さんの鍋は本当にピカピカだったのだそうです。
先輩の料理人は自分の味を盗まれないために、鍋には洗剤や石鹸をドンと入れて洗い場に送ってきたのだそうですが、それが、三カ月ほど経ったときに、「今日の鍋洗いは誰だ」「ムラです」「そうか」と、村上さんのときだけ洗剤を入れずに鍋が返ってくるようになったとのこと。
ほかの人のときは相変わらず洗剤が入っていたらしいのですが、村上さんだけは鍋についたソースをなめることを許され、先輩の味つけをひそかに学んでいった、というのです。
日本一料理に重役の出発点は、ピカピカの鍋磨きから、でした。

こころの遊歩道
小林正観
イーストブレスより


戦国時代、天下をとった秀吉さんも、庶民から成り上がり関白にまでなりましたが、最初は下足番からでした。
そのときあたえられた役割を、相手の想像を遥かに超えて行ったのです。
今いる環境に不満がある人や、上司に認めてもらえないと感じている人は、ためしに1ヶ月でも何かを「日本一」のレベルでやってみたらいいと思います。
トイレ掃除でも、挨拶でも、頭を下げる角度でも、なんでも日本一のレベルでやったら放っておけなくなるでしょう♪
人生は「今・いま・イマ・居間(笑)」の連続です。
今、目の前のことに全力で取り組む人は、将来もそのように取り組むでしょう♪
今、楽を選ぶ人は、将来もそうなのです。
8時30分出勤の会社でよく遅刻する人が、9時出勤にしてくれたら遅刻をしないと言い出して、ついに出勤時間を9時にしたのですが、しばらくすると結局その人は遅刻を頻繁にしたそうです。
環境や周りを変える努力をしても、自分自身が変わっていなければ、それは水の泡になってしまいます。
今、自分から、ですね♪

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する
<2016年09月>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30