- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 49歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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女性の皆様には、興味の薄い話かも。 その2「格闘技と実戦」
2016年09月17日 21:17
ああ。
タイトルだけで、そっぽ向いてしまう女性も多いんだろーなー。
なんて思いつつ。それでも、いきますぜぃ。
……今回は、男性がたくさん来られるかも?
前回と同じく、
「実は私、興味あったんです」とか、
「子供と一緒に習ってみようかと思ってたんです」とか、
「既に習っています」とかを期待して。うむ。
まず。
「ルールのない(少ない)格闘技試合」と、「実戦」は全く違います。
前者で強くても、後者にも強いとは限らない。逆も然り。
そのことを、解ってるつもりで、解ってない人が多い。
実戦、とは。
突発的な街のケンカ、とは。
「ガタンゴトン揺れる電車の中」で、マナーの悪い人を注意した時とか。
「狭くていろんな物が転がってる路地」で、よっぱらいに絡まれた時とか。
「障害物だらけで直進なんか不可能なゲーセン」で、カツアゲされた時とか。
そういうこともある、どころか、そういうのがむしろメインです。
なので。
広く平らな安全な場所で、大きな自由な動作で、
前後左右にピョンピョンステップだとか。
たたたたっとダッシュしてタックルとか。論外もいいとこです。
いつもそんな練習をしてる、そういう動きが身に染みついてる、
というのは、私に言わせりゃ「不安」です。
恐怖や緊張で混乱してても、体が勝手に普段通りの動きをしてくれる、
その為にするのが練習ってものですからね。格闘技もスポーツも。
なのに。
格闘技試合は、広く平らな安全な場所でしかやりません。
だから、ピョンピョンステップから華麗にジャブ連打とか、
遠いところから牽制のキックとか、やってるわけで。
電車の中やゲーセンでは無理です、そんなの。
また。
自分から積極的に襲いかかる通り魔でもない限り、ケンカというのは、
「やんのかコラァ! あぁ?」
とか言われてガシッと掴まれる、息がかかるような距離まで顔を寄せられる、
なんてのが「スタート体勢」です。そこから始まるはずです。
ジャブもフットワークもローキックもハイキックもタックルも、できやしません。
特に、女性であれば。
いきなり手首を握られて引っ張られたり、肩に腕を回されたり、といった
状況からの反撃方法こそが必要、有用でしょう。知りたいと思うでしょう?
その「必要、有用なもの」は。
カーンとゴングが鳴ってジリジリと睨み合って距離を測って、
というような場面で使われるものとは、全く違いますよね。
「カーンとゴングが鳴ってジリジリと~」は。
格闘技試合の風景であって、ケンカの風景ではありません。
格闘技試合の練習にはなっても、ケンカの練習にはなりません。
女性を襲う不審者なら、「相手のジャブを警戒して距離をとる」とかしません。
つまり「そうやって距離を取る相手をどう崩すか」とかの練習は無意味となります。
格闘技試合では有効ですが、実戦では役に立ちません。
(強盗や通り魔も距離なんかとりません。とってたら、こっちが逃げて終わりです)
もちろん。
応用すれば使えるのでしょうが、わざわざ応用する手間が必要なわけです。
だったら最初っから、ズバリ使えるものを教えろと。
そう! そこでぇ!
我が、少林寺拳法ですよ。そして合気道ですよ。
合気道は誰でもご存じでしょうが、少林寺拳法も同様に、
「やんのかコラァ! あぁ? と言われてガシッと掴まれた」
「不審者に肩を抱かれたり、手首を握られて引っ張られた」
というような状況で役立つ、立ち関節技に優れているのです。
格闘技マニアの間では。
この2つは、弱い弱いと評判ですけどね。
そりゃそうです。そのテの人たちが前提にしているのは、
格闘技の試合ですから。
つまり上記の、「ケンカの風景ではない風景」ですから。
少林寺や合気道は、「ケンカの風景」の練習をやってますから。
「ケンカ以外の風景」には慣れてませんからね。
ふう。
これ以上詳しく語ると、とんでもなく長くなるので
(予想される反論、それへの反論)、ここまでにしておきます。
とりあえず私の持論。
今、合気道を習っておられる方。
あるいは、合気道をお子様に習わせておられる方。
護身の為、チンピラや通り魔に襲われた時に身を護る為、そして
自身のみならず同行者(恋人や家族)を護る為……ということであれば。
合気道を選んだその判断は、正しい。です。
あ、でも、今から何か習おうかなって考えておられる方は。
できれば、少林寺の方も考慮に入れて下さいね~
☆☆例えば☆☆
今回の画像。
少林寺の、少なくとも茶帯の人であれば。
相手がこういう風に掴んでくれたら、もう勝ちです。
私が知る範囲で言えば、
「少林寺の全ての関節技の中で、1番簡単であり、痛さは2番目の技」が
使えます。この掴まれ方なら。
相手の握力と腕力が強くて、押しても引いても動かせないほどでも、
構いません。押しも引きもせずに勝てます。
むしろ、
「どうやったら、相手がこういう風に掴んでくれるよう誘導できるか?」
を考えるほどです。実際、私はいくつか考えてます。
リングの上の試合ではなく、街中の実戦で、
「襲われた時に対処する為の技」というのは、
こういったものではないかと。思うわけです。
☆☆少林寺経験者さんへ☆☆
そう、我らが必殺の「S字」ですよ~。
アレはいいですよねえ。ちょっとやそっと、角度がズレていても、
大雑把にあの形ができさえすれば、相手は絶叫して土下座。
そしてそのまま、こっちは片手一本で抑え込める。
残った片手で110番してもいいですし、
一度強くシメてしまえば、放した後も、しばらくは激痛で蹲ってるでしょうから、
その間に走って逃げてもいい。顔面を蹴り潰してからの方がいいかも?
アレと、逆小手・送小手との計三種(応用含む)を、
左右どちらでも、咄嗟にスムーズに出せるようになっておけば、
とりあえず取っ組み合いで負けることはない。と思います。
ただ、前述のような「誘導手段」は考えておくべきでしょうけどね。
☆☆わはは☆☆
……はいっ! 400字詰め原稿用紙6枚分です!
お疲れさま&ありがとうございましたっっ!
このデジログへのコメント
空手も柔道も痛々しくて幼稚園のむすこたちには考えられず合気道にたどり着きました。弟は少林寺黒帯から今は自分でキックボクシングを習い中。先は自分でいくらでも広がると思います♪
うわ!なんてタイムリーなんだw
合気道について
けーさんに聞こうと思ってた内容♪
前から習いたいと思ってたんです
近所の公民館に通おうかなぁ
合気道に流派とかはないんですかね?
子供の友達の家族は、皆、空手を習っていま
す(^_^)
確かに護身術の心得があれば、いいかもですね
(^o^)v
ほんの少し少林寺と骨法を
ひとかじり…^ ^
興味深いログでした
いざという時って命中率と時間稼ぎ
足止めが目的になりますもんね
ヒールだと足の甲踏み抜くのが
手っ取り早いかなあ…
> 木綿子さん
幼い私と妹が、親戚の法事で、静かに長時間正座できてたのは少林寺のおかげ。
武道の修行には、そういう教育側面もありますしね。
で弟さん! 間接的ながら意外なご縁。嬉しゅうございます。
> みつはさん
空手ほどではないと思いますが、流派はありますよ。
道場による指導方針の差も。これは流派のない少林寺にもあります。
少林寺なら、私が手取り足取りねっとり、教えて差し上げられますぜぃ?
> few(そろそろ起きないと)さん
あはは。失礼ながら、それはそれで可愛いと思えました。
しからば文武両道に対する才色兼備。
「武」の錬磨は我らに任せ、「色」の研鑽にお励み下され、麗しの姫君よっ。
> はぎんちょさん
一家で空手、いいですねぇ。空手はオリンピックにも採用されましたし。
マイナーな少林寺と違って。ふっ。
護身術は火災や地震の保険のようなもの。使う機会がないのが理想、でも備えに。
> 椿さん
おお! 私、少林寺以外は独学でいろいろ研究してますが、
その中で一番「これは使える!」と思い、少林寺とミックスして
我流スタイルを構築してる、その土台が骨法です! いやはや、お目が高い!
ホネホウ??
初めて聞いた!
また詳しくおしえてほしーなぁ<(_ _)>
> みつはさん
こっぽう、と読みます。組織的にはアレですが、技の理論は素晴らしいです。
格闘技よりも武術、で。
一回、別の話題を挟んで、また武の話をしますね。でもまたPC故障で一度休み……うぅ。
漫画のようにつかまれたらどうするかシミュレートしてみました
手首を外側に返して上腕極めですねw
あと、障害物だらけのところで格闘技の試合って面白そう!
> とめおさん
障害物もそうですけど、あと服ですね。町中の実戦で、パンツ一枚なんてことは
絶対にないので、服があるなら柔道やレスリングの有効性が……とか。
格闘技試合と実戦の違い、多いです。
合気道やってたぁぁぁぁ
幼稚園の時。やめなきゃ良かった…
って襲われる時なさそうだけど。。
今、長男はボクシング、次男は空手だけど
男子はやはり身を守れるのがいい!!
> まお子さん
硬派なご家族ですねえ。兄弟で別々、しかもその組み合わせとは。
お時間ありましたら、私の2014.3.3のログも読んでやって下さいませ。
きっと、息子さんたちにも賛同頂ける内容です。
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