心残りの無い戦いを期待します！

阪神】「コイ釣り用オーダー」固まるも守備に不安

スポーツ報知10月9日(水)7時3分配信

　◆ＤｅＮＡ７─５阪神（８日・横浜）　シーズン最終戦で、阪神の「コイ釣り用オーダー」が固まった。１２日から始まるＣＳ第１Ｓの広島戦（甲子園）に向け、和田監督が決断した新打線がつながった。３回２死から坂の左前安打を号砲に４連打。不振の福留も左中間を破る適時二塁打を放ち、２点を先取した。

　ＤｅＮＡ先発の三嶋は、１４０キロ台後半の直球とスライダーを武器とし、ＣＳ初戦で対戦が確実な前田健と同タイプ。その後も広島はバリントン、大竹と右投手の先発が予想される。指揮官は福留を中堅へ回し、対マエケン９打数５安打と得意の今成を６番・右翼に起用。首脳陣は「広島は右が３枚でくる。これでいく」と選手に伝えたという。

　「少しずつ状態は良くなっている」という福留が２打数２安打。今成も８、９回に２安打を放った。一方、今成は８回の守備で白崎の飛球を背走しながらグラブに当ててはじく失策を犯した。先発のスタンリッジが３被弾、松田も引退試合となった小池にこの日２本目となるソロを許した。逆転負けで完全に引き立て役になった。「すべてにおいて微調整していかないと」と指揮官。期待と不安が入り交じったまま、決戦はすぐそこに迫っている。