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ジグソー・パズル・ブルース

2006年11月23日 03:17

ジグソー・パズル・ブルース

仕事柄、時々ストリートライブを見ることがある。夜になると路上ギターなどを弾いて歌っているアレだ。

もちろん聴くに耐えないものもあるけど、感心させられるのもごくたまにあって、そういうのに出会えると嬉しくなる。

演奏や歌の上手下手は別として、歌っている人たちは、僕の知っている限りでは、みんな本当にいい人たちだと思う。みんな礼儀正しいし、目標をきちんと持ってるし、何よりも歌を歌って聴いてもらうことが本当に好きなんだなーと感じる。

一昨日の夜に出会った横浜市内のある町で演奏していた2人組は、かつて見た中でも特に印象に残るストリートミュージシャンだった。20代前半の山口県出身の2人だ。

一人はアコースティックギター、もう一人はどこかの国(アフリカ?)の太鼓演奏し、歌を歌っていた。

僕以外にも聴いている人が結構いて、中にはファンらしい女の子も何人かいた。曲が始まると足を止めるサラリーマンも少なくなかった。

曲はすべてオリジナルで、どの曲もゆっくりとしたテンポの、どっちかと言うと悲しい内容のものだった。観客の中には聴きながら実際に泣いている女の子もいた。

歌詞の内容の大半は恋人に振られり、裏切られたり、去られたりする男の話で、もし僕がそういう曲だけを聴いていたら、彼らに対してそれほど関心を持たなかったと思う。

そういう曲を4曲くらい歌ったあとに、一人が「次の曲は、僕たちの実験です」と言った。そうして始まった曲は、曲調はすごくシンプルブルース、つまり3つのコードからなる単純なものだけど、歌詞の内容と曲の構成が、それまでのものとは比べモノにならないくらい異質だった。

うまく言い表せなくてとても悔しいのだが、その曲は、なんと言うか、ブライアンデ・パルマという映画監督の作品のような展開なのだ。最初は何を伝えようとしているのか、歌詞の意味が分からないのだけど、最後まで聴くとその全容が見えてくるといった具合。

その歌詞に使われている単語の一部を並べると、「花粉症」、「プラスドライバー」、「町役場」、「ドトールコーヒー」、「筑紫哲也」、「惑星直列」。

この曲は、記憶してる歌詞を断片的に書いたところで全く意味を成さないのだ。


English Rose/Fleetwood Mac

このデジログへのコメント

  • banana_record 2006年12月08日 01:10

    まだ聴いてないです。ごめん。
    今度聴きます。年内中には聴きます。

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