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自殺願望と生命力

2013年07月01日 06:01

土曜日の佐和子の部屋に
生物学者長沼毅という人が出ていた。
見た目が某予備校講師に似ていたが
52歳にもかかわらず非常に若く見えた。

彼は35歳の時に宇宙飛行士になりたくて
選抜試験を受けたのだが、同期の
毛利衛野口聡一らが合格するなか
1人だけ不合格になってしまった。

空を見るのが嫌で
地面を見ている日々の中で
自分が見ている地球について
研究したくなったという。

彼の研究対象は極致に棲息する生命体を
発見すること。深海南極高山
そういうところにも生命体は住んでいる。
地上の日の当たる大地に住んでいる
動物たちというのは生態系の中の勝ち組
生存競争に敗れたものたちは他の生命体が
住めない所へ逃げて行く。
そこで独自の進化を遂げ今まで生きながらえてきた。

例えば、深海の噴火口近くに棲息する
チューブワーム。こいつらは目も口もなく
白いホースのような生き物だが
火口から噴き出す有毒ガスをエネルギー
変換しているのだ。究極の生存戦略である!

生命とはまことにたくましい。
私たち人間は自殺する唯一の動物だが
脳と体は別物なのだ。
脳みそ死にたいと思っても
勝手に心臓が止まったりしない。
身体自身はもろくても、傷を勝手に治すし
表皮はどんどん入れ替わる。
生き物の宿命に忠実に仕事する。

生きたがっている身体を
無理やり殺すのはなんだか切ない。
自分を生かすために
一生動き続ける心臓
食べ物を消化してエネルギーにかえる胃腸
ものをつかんでくれる手
支えてくれる足
目、口、鼻、髪に至るまで
人一人を生かすためにフルパワーで
サポートしているのだ。

そう考えると自殺は彼らの働きを仇で返すことになる。彼らのために生き抜いて
一生を完うすることが一番の恩返し
であろうと思う。

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