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絹を渡る

2013年06月06日 11:58

鍵の在処を教えたっけ。

「どこから入ったの」

指先が冷たいのは当然で、まさぐる間にぼくの掌がきみの脈動の王宮に辿り着いたけれどもそれだって呪われたように冷たかった、冷たかった心臓


「あたためてよ」
舌足らずで、不明瞭な発音。腫れるまで奥に指を突っ込んで、隠された舌を引き出してみたくなる。そうすれば、子どもみたいな色した先端はもう命令なんかできない。その間にも、きみのパライバみたいな目はぼくをずっと睨み上げていてさ、こう。
妄想しながらぼくは回想する。

ふたりでレールの上を歩いた。邪魔されず、どこまでも等しい間隔を保って、目を瞑っていたって必ずどこかへ辿り着くことの安心感からか即興で歌までつくって。脇には荊が群生していて、きみはそれさえ羨んだ。

「いいなあ、いつ枯れても誰も何も云わないし」
「そうだね」
「ぼくもここに生えたい。好きなとき枯れたいな」
莫迦だな」
「どうして」
「枯れるために花になりたがる奴なんかいない」

予感はあったのに。特急にきみが轢かれるんじゃないかって。あったのに知らないふりをしたから、今でも感覚がまともじゃないんだろう、ぼくは。八月も近いのに夜は寒くて震えている。

「あたためてよ」
ぼくは出会ってしまった。あの屋敷の二階、きみの白すぎる肌、窓から垂れていた、君のとてもさみしい手。遠くから見つめていた。汚れることも傷つくことも赦されない、ただそこにあるだけの。

おやすみの時間。おくすりの時間。おひるねの時間。予め決定された毎日を送るばかりで二度と外に出ることも叶わないのなら、まとえば真冬、ぼくに導かれて特急に轢かれる方がずっといいって、きみは云ったよ。なのに今さら。

「あたためてよ。さむいんだ、もうずっと」
ぼくはちゃんと伝えたじゃないか、だけどばらばらになるよ、って。
きみの失われた三半規管に。



「ほら、きみ、やっぱり、莫迦なんじゃないか」
きみの手があんなに白くなければ気づかなかったのに。ぼくはあの家の前を何事も無く通り過ぎ、きみなんか知らないままいたのに。

きみのおしゃべりを思い出させる熱帯夜にも、薊となったきみを見下ろしていたあの冬からずっと、ぼくの震えが止まないなんてことも、きっとなかった。









                                 絹 を 渡 る 






ここから日記です↓

こんにちは、しいかです^^
センター五年後目処に廃止だそうですね

再来年はカリキュラム変更…5年後センター廃止
アメリカ見習う意味はどこにあるんでしょう

でも、センター試験の代わりに導入される予定の到達度テスト(仮)が
もしわたしが高校生の頃にあったら、きっとどこにも到達できなかっただろうから


とゆうわけでひさびさにセンターを解いてみたら
英語198
リスニング50
国語192
とここまで順調でしたが…

数学Ⅰ・A 82
数学Ⅱ・B 75
日本史 77
物理 97
化学 78

とにがてな数学、暗記の日本史化学が軒並み撃沈していました

え…こんなんじゃうかりません…

だめだ…勉強しないと…

あせりは増えるのに勉強時間がふえません><

コメント、うれしいです^^ これは、高校一年生のときにかいたものです

しいかでした○

このデジログへのコメント

  • ひげひげ 2013年06月06日 15:39

    薊になった…てのがいい。はっとしました。

  • あぽと 2013年06月06日 17:53

    到達度テストになった場合、高校辞めて大検受けた人はどうなるんでしょうね
    結局何も変わらない気がする…

  • 別荘族 2013年06月11日 00:14

    数学が問題ですね。物理できて数学苦手とはやや珍しいかな。できれば今度お会いしましょうね。よろしく。

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