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一日一日が贈り物を抱えてやってくる

2013年05月29日 12:00

一日一日が贈り物を抱えてやってくる

貴女は最近どんな本を読んでいますか?
と言っている僕自身、ここしばらく本を読んでいないのですが・・・。
<本の値段が高くなったからさ。>
などと自分を納得させていますが、もちろんこれは、ただの言い訳にすぎません。


思い返せば、学生の頃は本当によく本を読んでいました。
読んでいたのはアリステア・マクリーン「ナヴァロンの要塞」やハモンドイネス「呪われたオアシス」といったイギリス冒険小説大家達。
困難な状況を不屈の闘志で切り抜けていく男達の物語。
作品の中には映画の脚本になったものも数多くあるのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
また、レイモンド・チャンドラー「さらば愛しき女よ」、ロス・マクドナルド「別れの顔」などハードボイルドの世界も好きでしたね。
ニヒルな私立探偵フィリップ・マーロー。
憧れました。
彼は言う。
「強くなければ生きてはいけない。優しくなければ生きている価値がない」
はたまたジョン・ル・カレ「寒い国から帰ってきたスパイ」に代表されるスパイ小説の数々。
鉄のカーテンの向こう側で情報戦を戦う、プロフェッショナル達の非情の世界。
時には、コリンウィルコックス「容疑者は雨に消える」のヘイスティング警部シリーズ。
人間味溢れるヘイスティング警部は、決してタフガイではなく、弱みや、悩みを抱え、時には癇癪もおこす等身大の主人公でした。
渋いところではジェフリー・アーチャー「めざせダウニング街10番地」、アーサー・ヘイリー「大空港」等々・・・。

20代の後半から30代にかけては、歴史小説時代劇ものにはまっていたような気がします。
はるか昔、中国の広大な大地で繰り広げられる豪傑、英雄たちの物語、「三国志
平家の栄華と没落、さまざまな男女の営が、きらびやかな平安絵巻の中で繰り広げられる、「平家物語
孤高の剣豪宮本武蔵の生涯を綴った吉川栄治渾身の大作、「宮本武蔵
歴史というねりの中で、確かに生きていた登場人物の重厚さに圧倒されます。

そして40代になった僕が読んでいるものは、なんとこれが学生の頃には、鼻で笑って見向きもしなかった恋愛小説なんですね。
ちょっと気恥ずかしい気もしますが、読んでみると実はこれが、なかなか結構奥が深いのです。
江國香織冷静と情熱のあいだ」、吉本由実「嘘なら優しく」、安達千夏「あなたがほしい」、水上洋子「シャネルが似合う恋」等々・・・。
男と女が織りなす、妖しくも切ない官能の世界。
僕自身の憧れがそれに共感しているのかも知れませんね。


人はどれだけ人を知ることができるだろう。
悲しみをいくつ見たことがあるか。
アイツの怒りを理解できるか。
幸せのさなかに幸せがわかるか。
愛の伝え方を誰に教わったのか。
人だけが人を知っている。
人だけが本を読む。
貴女に出逢う代わりに、僕は今日も一冊の本を開く・・・。

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