- 名前
- 安和彩子
- 性別
- ♀
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 自称変人。無類の酒好きだが極度の酒乱。でも日本酒なら一升半以上飲まないと壊れません。...
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月
2012年11月01日 00:20
いつものスーパーの喫煙所。煙草を吹かしいて、ふと思い出した。かつてここで出会った老人のことを。
その老人は、閉店間際に現れて「煙草が欲しい」と言ったので、私は煙草と火を渡した。
老人はスーパーに併設された100円ショップに、ロープを買いに来たのだという。私が「店、閉まるよ」と言っても耳を貸さず、自分について語り始める。
聞けば、学校を出たあと自衛隊に入り、そのあと「シャバ」に出てトラックの運転手になったという。しかし民間企業にうまく馴染めなかったらしい。そして現在の政治を批判し、「小沢さんの力になりたい」と言った。
スーパーが閉まる寸前、老人は駆け込んで行った。その後のことは知らない。
あの時、何か、老人の力になれなかったか……考えても無駄だ。
天を仰ぐと、満月が少し欠けていた。
このデジログへのコメント
> 通行人Bさん
わかりませんね。だから考えても仕方がないのです。
ロープ 何に使うのか？ 聞けばよかったのに
> habatakeさん
その時は普通に日曜大工でもするのかと思って。まあそうなのかもしれません。
暑い暑いといってても次の満月が十五夜ですねぇ
> なかじまさん
十五夜……お団子とか里芋とか月餅食べる行事ですね。チェックチェック…まだすぎてないですよね。
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