ころんだ。

友達の誕生日にやる手品の道具を買いに出かけた。

区役所にも行った。

その行き道途中、駅の手前でころんだ。

足が痛い。

今日はイヤな日だ。

そう思った。

でも、イヤなコトがあったからきっと次は良いコトがあるに違いない。

そう思って歩き出した。

いつも、そうしていたから。

でも、永遠なんてないのだろう。

いつかは全てに変化の時がくる。

今日はその時だったの？

次の良いコトなんてなかった。

それどころか、転んだ痛さの１００倍のものが私のココロに突き刺さった。

終わりの時が近いのを感じた。

一緒にずっと居れる。

変わらないと思ってたのに。

そう思ってたのは私だけ・・・？

私の誕生日、祝うのも辛かったんだね。

あなたの誕生日、祝うことに必死になってた私は一体この気持ちをどこへ持っていけばいいの？

見るつもりはなかったあなたの日記。

ただのノートだと思って軽くペラペラめくったページに私は釘付けになった。

「出てってほしい」

それがあなたの望むこと？

それをプレゼントにしたほうがあなたは一番喜ぶの？

でも。

私には行く場所がない。

居場所なんてどこにもないよ。

許して。

助けて。