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【プロ野球】藤川球児の酷使反対

2006年08月29日 00:56

【プロ野球】藤川球児の酷使反対

 藤川球児が、日曜日に復活登板した。
 打者7人に対し、被安打1(本塁打)、奪三振5という快投。27球中25球がストレートだった。

 現在、中日マジックを順調に減らしている。
 オールスター明けの天王山での3タテが大きいのは間違いないだろう。

 ……このとき、藤川は2軍に落ちていた。

 オールスターでの清原との勝負とか、彼のストレートは超一級品だ。
 プロ野球は子供の頃から見てきたが、振り返ってみても球種が分かっていても打てない球は過去3つしかなかった。
 伊藤智仁スライダー佐々木主浩フォーク篠原貴行クロスファイヤー

 彼ほどの球の持ち主がオールスターに選ばれて全力投球するのは、まぁスター選手として避けられないことだろう。
 ただ今年の場合、春先にWBCがあってじっくりとした調整ができなかった。ただでさえ昨年に80試合も投げたのだから、できればゆっくりと休んでもらいたいところなのだが。

 とは言うものの、重要なセットアッパーだから休ませたいと分かっていても投げてもらわないといけないチーム事情はある。
 そこらへんをどうメリハリつけるのか……が監督采配に必要だ。

 そんな折に久保田が怪我をして藤川リリーフに回った。
 ウィリアムスを抑えにするのかと比べたら藤川を選択するのは正しいと思う。負担は大きくなるけれど、中日を追いかけるには仕方がないことだろう(ただでさえ直前に3タテくらったのだし)

 ところが、7月30日のヤクルト戦で延長戦突入すると同点の場面でやむなく投入される。
 守護神は勝っている試合で締めるのが理想だがサドンデスの延長ならそうも言っていられない。まぁ登板はやむを得ないだろう。
 しかし味方の援護がなく11回に突入藤川は2イニングス目も投げる。JFK揃い踏みのときは2イニングは投げていないのだから、これだけでかなりの負担増だ。
 そして11回裏、阪神は2アウト3塁というサヨナラのチャンスを得た。……ここで打順藤川を迎えたのだが、岡田監督代打を送らなかった。 結果、藤川は凡退して12回にもつれ込み、脅威の3イニングス目も抑えて試合は引き分けとなった。

 基本的に、セットアッパー守護神の球威があるのは先発と違って球数が少ないので全力投球できるからだ。
 なので1イニングの予定だったのに2イニングも全力で投げたりすると身体へのダメージは跳ね上がる。ましてやそれが3イニングになったら身体壊してもおかしくない。

 事実、藤川は8月12日に1軍登録を抹消されてしまう。この日は中日との天王山、3連戦で2敗すると自力優勝が消えてしまうという正念場だ。
 報道では首の寝違いによるものとなっているが、肩を壊したものなのは疑いようが無い。
 いったん2軍に落ちると、10日間は1軍復帰できないという決まりがある。なので軽度のケガの場合は1軍に籍を残したまま休養するのがセオリーだ。
 首の寝違いで10日もかかるわけもないのだから、故障原因はもう肩を壊したとしか考えられない。

 そして首位攻防戦は、藤川が使えないことによる先発の引っ張りと頼りにならない他の中継ぎの炎上により3タテされてマジック点灯を許すことになった。事実上の終戦である。
 JFK以外の中継ぎは役に立たないのは昨年の日本シリーズで分かっていたことなのだが、JFKに頼りすぎて整備を怠ったのは首脳陣の手落ちと言えよう。
 その後は中日も足踏みをしていたにも関わらず阪神広島にも3タテされるなど泥沼状態、気が付けば前を行く中日よりも5位の巨人との方がゲーム差が少ないという事態に。

 そんな折のこないだの日曜日、藤川が復帰する。
 久々の勝ち試合だったし、夏休み最後の日曜日ということもあって喜んだ阪神ファンは多かっただろう。

 この日、藤川は2イニングを投げた。
 復帰した最初の試合で2イニングは長すぎではないだろうか。(ちなみに2軍でも投げていない)
 岡田監督はまた藤川を壊すつもりなのだろうか。


 藤川はお立ち台で涙を流した。
「ファンの皆さんも悔しい思いをしていると思うけど、選手も悔しいと思ってやってますんで…。まだまだファンの皆さんのために頑張ってることを分かってください」

 ファンはその姿に感動する一方で不甲斐ないタイガースへ罵声も浴びせた。
 崩壊したJFKと、結局は金本頼りの打線……馬脚を現した今の阪神は見るも無残なものだということに、ファンも気付き始めていたからだ。
 かつてダメ虎と呼ばれていた頃でさえも投手陣は決して悪くなかったのに。


 藤川ロッカールームに引き上げたとき、こう漏らしたらしい。
「これだけ頑張っているチームに対しての周りの反応が、あまりにもつらすぎる。何のために投げているのか、ファンの方にも分かってほしい」

 最も頑張ってきた藤川には、それを言う資格がある。少なくとも、彼を非難する者はどこにもいないだろう。
 酷使され続けてきたのだから、いつか壊れてしまうかもしれないことは皆分かっていたのであり、藤川本人もそれを分かっていて投げ続けてきたのだから。
 留守を守れなかったダーウィンとか江草とか桟原とかも悪いしJK信頼度も怪しくなってしまったのだが、藤川を使い潰してしまった岡田監督のイケイケ采配が原因ではないだろうか。
 もしもJFKを3人並べて使わず、ローテーションで2人ずつ使うようにしていればかなり休めたのではないか。(権藤政権下の横浜中継ぎ陣がこれで成功している)

 残り試合は多くない。
 優勝の可能性はゼロになったわけではないが、非現実的な数字だ。だから、藤川をこれ以上酷使せずに休ませてやれないだろうか。
 記録更新中の金本は仕方が無いにしても、藤川は残り試合の登板を回避してもいいではないか。
 来シーズンに向けて若手を使えとか言うだろう、JFKも来年は不安要素を多く抱えることになるのだからそろそろ新戦力の中継ぎを見出しておきたい。


 藤川球児球界有数の投手となった。
 その宝を潰してしまわないようにしてほしい。
 彼の言葉から推測するならばまだ投げようとするだろうけれど、せめて無茶な使い方だけはしないように。
 球威に変化はないようだけれど、彼は病み上がりだということを忘れないで欲しい。
 願わくば、多くのファンが同じ事を考えているであろうこの意見が、岡田監督に届きますように。

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