ユナイテッド９３

観るの迷ったんだよね
　
誰もが知ってる　悲しい結末だって解っているから

でも　時間的に合うえーががなくてさぁ。。。


２００１年９月１１日

あの日　４機の旅客機中　唯一　標的に到達しなかった　ユナイテッド９３

その機内での　乗客乗務員達の行動が描かれています


正直　最初ナメてました

最近のえーがの　悲劇と残虐性を重くシリアスに描く作品にウンザリしていたから

その類だと思ってた

先日も　観てもいないのに　同じ同時多発テロを扱った作品「ワールド・トレード・センター」をナメるような事書きました

わかっちゃいるけれど　観てもいない映画酷評しちゃいけないね

アタクシ　映画評論家　音楽評論家の酷評って大嫌いなのね

辛口批評って書いてる本人も読んでる人達も面白いんだろうけれど　試写や試聴盤聴いて書いてる人達が　まだ　観ても聴いてもいない人達に悪い先入観与えるような事しちゃいけないでしょう

お金出して　映画観たり　CD買ったりした人達が気に入らなくて　時間の無駄だったと嘆いたり　CD叩き割るのはいいと思うの

それはその人のモノだから

でも　どんな最悪最低の作品でも　そこに懸けている時間と苦悩が　存在するワケだから　それを貶す行為を　観客　リスナーにさせるのは　どうかと思うんです

で　アタクシは先日「ワールド・トレード・センター」について　ほんのチョットそのような事をしてしまいました～

反省しています。。。

ごめんね。。。オリバー・ストーン

ごめんね。。。ニック

ちゃんと観てからワルグチ書くね（ワルグチ書けないと思うけれど）　　　　　


またハナシが脱線しました


で　何が言いたいかというとぉ！（笑）

凝った演出も劇的な音楽も無い

有名な俳優が出てるわけでも無い

映画として面白い作品じゃ無い

けれど　けれど　観てヨカッタ！！と。。。

あの日犠牲になった人達に生存者はいません

だから　この機内で起きた行動がすべてノンフィクションとは限らない

でもね　でも　起きたことは真実なんだよ

旅客機を乗っ取り　ターゲットに突っ込もうとした４人がいて　絶望を確信した人達が　生きようと団結した事は。。。

「愛してる」

って言葉をこんな状況で言わなければならなかった人達は　どんなたまらない気持ちでいたんだろう。。。

誰もこんな状況で「愛」なんて伝えたくない

そう考えると普段から　同性異性問わず　素直な気持ちを伝えることって大事なんだと思います

自分にとって。。。

そうじゃなくても　“好き”って気持ちや面白い事　くだらない事でも一緒に笑える事って　言葉で発すると気持ちよくないですか？

アタクシ　やっぱりいつまでも美しく輝いていたいし　気持ちよく生きていたいから　自分の為に　ヒトにいろんなイイ気持ちを発していくと思います。。。

そう！自分の為（笑）


またハナシが脱線したけれど＾＾；

このえーが観てナミダすることは簡単だと思う

でも　このえーが観て何も感じないヒトはなんだか。。。寂しすぎるような気がします。。。


そういえばこのユナイテッド９３を乗っ取った４人のうちの一人ジアド・ジャラ（２６）の半生を扱った「ハンブルク・セル」（２００４年イギリス映画）は日本では公開にならないのかなぁ。。。

去年　大阪ヨーロッパ映画祭で上映されたっきりなんだけれど。。。

個人的に注目していて　公開されるの待ってるんだけれど　気配ナシ。。。　

ごく普通の青年だった彼等が　過激派グループに入り　アフガンのキャンプやフロリダの航空学校に通った心理変化や　宗教　思想　政治の光と影が描かれているらしい。。。

どうして　こういう人達が出来てしまったのかって事は凄く興味があるんだよね

この事件に限らず　一般的に“悪人”と呼ばれる人達の心理や行動って　アタクシの想像を超えていたりするし　そこを突き詰めていく事って　ヨイ世の中になる何かが見えるような気が　するんだけれどなぁ。。。


「ユナイテッド９３」（２００６年アメリカ・イギリス映画）