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蛞蝓(なめくじ) か 蝸牛(かたつむり) か、なん

2006年08月26日 11:17

今年の七月はオランダ気象庁のこの150年余りの記録では一番暑い月だったらしい。 けれどこのごろ各地でいろいろ局地的に突然の豪雨や雷をもたらす八月の気候は同じく気象台始まって以来の寒くて、降水量も最高の月だと今晩のテレビニュース言っていた。 いかにもオランダ酪農農家の若奥さん的容貌の気象庁女性予報官が身ごもったお腹をこんもり見せて話していた。

それに今日のニュースでは地方墓地で埋葬の為に教会墓地に集まった人が突然の雨に大木の陰に身を寄せたところに落雷して2人がほぼ即死、3人が救急車で運ばれた、という画面が出て驚いた。 先日も日本のテレビニュースで同じようなことが報道されていたのだが、その時に生々しかったのは、雷に打たれて落命した人の靴が映っていてまだそこから煙が出ていたことだ。

むかし、叔母が道を歩いていて突然落雷が頭上の電信柱トランスに落ちるのに行き当たりその火の玉をみて腰を抜かした、というのを聞いたのだが、そのときは皆で笑いあって終わったのだが、こういうニュースをみたり何日かまえに自分でもアムステルダムの水源地・公園を歩いている時にそんな突然の豪雨落雷におどろいたことの経験もあり、これは怖いという気が改めて骨身まで沁みたのだった。

八月に入ってからは20度以上になる事は稀でほぼ毎日出かけるたびに見かける電光掲示板でも18度、精々19度なのだ。 T−シャツに薄い毛糸のセーターを羽織って殆ど日差しのない薄ねずみ色の空の下を自転車を漕いで走る。 

しかし、この気候は庭の立ち木や芝生には甚だ結構で、普通ならこの時期にはほぼ毎晩夕食後、芝生や庭の草花に水をやっていたのが今年はまだ七月の終わりに一度散水しただけであるから、こういうことはこのうちに引っ越してきて15年来はじめてのことだろうと思う。 つまり、第一次湾岸戦争以来ということだ。

それで、こういう湿り気の多い気候の下ではあちこちに出没する小さい蝸牛はあまり姿を見せないのだが、殻のない蝸牛、というかナメクジというか大型のものがあちこち芝生の上に出没する。 別段何の害ももたらす事はないのでそのままにしているのだが、先日、食後、雨が上がって暫くしてから庭をながめていたら沢山の、その、オランダ語で「裸の蝸牛」という全長10cmほどもある茶色の生き物が10匹以上集まり、絡まっているのを見た。 あまり気持ちのいいものではないけれど、こういうものは日本にもいるのかと興味を持った。

子供の頃にうちの泥田の稲の田植えのときには蛭が集まってきて足首の上辺りに纏わり付いて血を吸うことがよくあったが、血を吸って丸々と太ったものを手で叩いて落とすのだが寄って来るものはせいぜいひょろひょろの3,4cmほどのものだ。 これは蛭ではないだろう。 また、水生でなくても昔、教師の話で紀州大台ケ原の原始林沿いの森で大木の上から大型の吸血の蛭がばらばら落ちてきて驚いた、という話も聞いていてあながち蛭は水生ばかりではない、と知らされた。

いま、我が家の庭に出没する「裸の蝸牛」とか「ナメクジ」とかいわれるものは蛭のように噛み付く歯状の口をもたず、カタツムリと同じく「ツノ」とか「ヤリ」を出している。 そういうことでは蛭の仲間ではないのだろう。 夜中にうちに戻ってくるときに裏庭の芝生の中の飛び石にこれがいてそれを踏みつけたときにはいやな感触に襲われる。 同じく、雨上がりに玄関先の煉瓦タイルの上には普通のカタツムリが出没し、それを偶々踏みつけてしまうこともあり、このときは初めに殻を砕くクシャっという音にくわえて柔らかいにものを靴の下に感じるのだ。 まことにいやーなものだが、そういう踏まれる相手にしてはこれは堪ったものではない。

画像
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp 

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