- 名前
- 伊達者
- 性別
- ♂
- 年齢
- 52歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- ふつうに仲良くなれる人がいいな
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仮想的優越感
2006年07月23日 06:54
昨日なんとなしにテレビを見ていたら、気になった。
(以下受け売り)
現代の若者気質を分析した一冊の本がベストセラーになっているそうです。大学教授が書いた「他人を見下す若者たち」という本。
最近の若者は、、漠然とした不安を抱えながら、根拠のない自信にすがる。
「自分に甘く、他人に厳しい」「努力せずに成果が欲しい」。
そして、周りの人を見下すことで、自分は能力のある人間だと思いこむ傾向がある。
(受け売り以上)
これを「仮想的優越感」とよんでいるみたい。
これが最も身近に感じるのは2chだろうね。最近は全く見なくなったけど、確かに、そんな観点で考えると、仮想的優越感の宝庫だね。
自分に能力があると思い込んでいるかはともかく、根拠なく他人を見下すことで自分の精神的な安定を図っている。テレビでも出てたけど、「就職試験会場で見た変なやつ」を書いて、笑って馬鹿にすることで、「こんなやつよりは自分は優秀だ」と精神的な安定を求め、就職試験に落ち続けている自分を安心させる。
自分より劣ると思える人を集団でたたき、笑う。
それによって自分の優越感を満たす。
これって、別に現代の若者だけに限ったことではなく、みんなに当てはまるんじゃないだろうか?また、現在だけじゃなく以前からあることじゃないだろうか?
ただそれが、以前は現実の世界、つまり他人と接した中で行われていたことが、今は、ネットを通じて、家で1人で行うことができる。
脳内で理想化された自分が、実存する他人を見下す。
なんとなしに思い出してみても、あいつこいつ、あの野郎この野郎と、いっぱい思い出す。特に、仮想的優越感を集団で実現しようとしたときの卑劣な集団パワーは、時に人の命をも奪った、そんな嫌なこともあった。
でも、重要なのは、他人がどうこうよりも、自分自身を引き締めることだろう。
僕にもそういう傾向は十分ある。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
嫌みのない謙虚さ、これを学ばねば。
日曜なのに今日も仕事。雨だけど、がんばろう!
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