- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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バスの窓のそれぞれに
2006年07月18日 00:10
野の花を
挿してくれた
人...
青紫の
ガラスの花瓶の
それぞれに、
枯れた花を
捨て、水を変えて
一つずつ、
朝もやに煙る
駐車場、雑巾で窓を
拭いていた若い後ろ姿...
内地に帰っても
覚えておいて
下さいね、と「毬藻の詩」
水面を渡る
風さみし、
阿寒の森の湖に
眠るまりもよ
影さみし、
まりもよ、まりも
私のまりも...
晴れれば、
浮かぶ水の上、
曇れば沈む、水の底
恋は悲しと
嘆きあうまりもよ、
まりも、私のまりも...
うろ覚えだが
教えてくれた
ガイドさんは...
内地に帰っても
覚えておいて
下さいね、と言ったのは
貴女の事でしたね。
バスの窓の
それぞれに野の花を
挿して...おいて
くれた貴女でしたね。
眼に滲みた
白百合の...白
かわらずに、
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