小さな子どもが言うことには。

例によって小さな子供達を預かっていたのですが、部屋でなにやら遊んでいた子供二号（二歳）がいきなり「怖い！」と言いながら擦り寄ってきました。廊下の方を見つめて「怖い！」と繰り返して言うのです。気になったので一応廊下の方をチェックし何も無いのを確認したので、「大丈夫よ、なんにもないよ」と宥めたのですが、子供はごろんと横になったまま動きません。眠ったのかなと覗きこんだら、目をじっと見開いて廊下の方を見ているのでした。体も身がすくんで動けないようです。抱っこしても怖がっているので、「よし！じゃあ、なんか怖いのがいるなら、一緒に行ってやっつけよう！」と言ってみたら、最初嫌がっていたのですが、やがて思いつめた顔で「やっつける。やっつける」といい始めました。（気丈ですね）
多分何かしらがいるのだろうとは思ったので、片端から電気をつけ、「何もいないでしょ、大丈夫でしょ」といいながら家の中を歩いていきます。
子供は「やっつける」と悲壮な声で言っています。
結局僕には何も見えなかったのですが、明かりをつけた事で子供は少し落ち着いたようでした。

その後、子供を返し、先ほど日記をかいたりしてたら、誰も居ない廊下でガサガサガサガサ気配がずっとしてるのでした。一応見てみるのですが、何もないです。でもしばらく気配はあって、消えました。
以前にも廊下を知らない人が横切っているのが見えたこともあったので、あまり驚かないですけど、やっぱりいい気はしないですね。

前に石垣島に行った時、現地のちびっ子とお化けの話をしました。向こうでは普通に見えるらしくて、白いのはいいの、黒いのは悪いの、と教えてくれました。あの辺でよく見るという暗いところに行ったのですが、僕には見えませんでした。
子供二号には、何が見えていたんでしょうかね。
面白いですね。