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しかし暑い

2006年07月04日 07:20

これは歳のせいではない。

今、これを書いている屋根裏部屋の夜中にあと30分ほどでも28度なのだから。

ずぼらなもので片側の窓しか開けていない部屋に風を通せば数度は下がるものの今晩は風までが生温いのだからそのままにしてある。 家の者達は眠れないとウダウダ言って階下の冷蔵庫を開け閉めしている。 

もう四半世紀以上経験していない日本の真夏に比べれば何の事はないのだが、のど元過ぎれば熱さ忘れて、そのまま竜宮城で過し、今浦島が日本の夏に戻れば玉手箱の煙どころか蒸発してしまうに違いない。

このあたりでは人家にクーラーがあるところは見かけない。フラットでもあまり見ない。 というよりバルコニーには洗濯機が置いてあるのを見かけるがエアコンの箱はあまり見かけないようだ。

土曜日の買い物に出かけマーケットで久しぶりに顔を会わせた何人かの人にでくわし、一緒にカフェーで冷たいものを飲んだり、日向で立ち話をしてからざーっと歩いて夕食の餃子の材料を買い集めたぞと自転車に乗ってえっちらおっちら帰ってみれば、やはりこの陽気でぼーっとしていたのかいくつか買い忘れがあったので近所のイラン人の小さなスーパーで買おうとして店の前に自転車を停めれば若い者が店の入り口の上の住居の窓に突き出して見慣れたクーラーコンプレッサーの箱を取り付けている。 はしごの下をくぐって店に入り親指ほどのバナナが房になったもの、大粒のさくらんぼを求め、ズタ袋に入ったクスクスを眺めていると、50前ぐらいの主人がいろいろな種類の米があるからどうか訊ねる。 それよりもクスクスの方に興味があったからいろいろ聞いているとあんたら毎日米たべるんでしょ、というから、うちじゃ一週間に一度か二度だと応えると、あんた何人と聞いてくる。 

へえ、日本人なら毎日でしょ、「ドウモアリガトウネ、コンニチワ、ワタシニホンゴワカリマスヨ」と言う。 まあ、それぐらいならどこでもいるようなので相手にせずそのままオランダ語で続けていたら「ニホンニイタカラネ、マアワカル」との話、なるほど80年代から90年代にかけて様々な理由からイラン人が日本に大勢来ていたことがあったと仄聞する。サルマンラシュディーの著作物が起こした暗殺事件も日本だけだったし、その刺客を放ったのもイランだったようで、今でもきな臭いことが毎日ニュースで聞こえてくるそういう国だ。日本はこの半世紀言われていた「男妾」の性格をますますあらわにしてエルビスの国の大統領に昨日か一昨日「ラブミーテンダー」と歌うような首相を持つ国である。

なるほど、それぞれ理由は違えど巡り巡って異国で暮らす身である。

うちの馬鹿息子夏休みアルバイトで見つけた隣町の青物屋の丁稚になると朝5時に起きて出かけ昼の一時に戻って来るや否や今晩またどっかである200人ほどのパーティーでDJをするのだという。 50枚ほどのLPの入ったカバンと何人かの友達ともそのあと牧草地でキャンプするのだといって5人用テントを抱えて家人の待つステーションワゴンにごそごそと歩いていく。

その上をスキポールに向かうジャンボが糞暑い青空を掠めていった。 しかし暑い。カフカのザムザが虫になったのもこの暑さからかとのぼせ頭で妄想する。

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