- 名前
- 瓦礫の月
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 瓦礫のかけらにも雨が滲み渡り伝い流れて、いつしか差して来た月の光にぬれて造る影の濃く...
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雪溪の水で煎れたコーヒーは美味しい
2006年07月02日 01:20
と誰かに聞いたが、それ程美味いとは思わない。
山を下りてから駅前のどこかで飲むコーヒーの方が、余程旨いし、その一杯を味わう為に山を歩いて来たとすら思う程味わい深い。
山の所々、夏にかけて痩せて行く雪溪はチョロチョロと清々しい流れを見せて涼しいが所詮雨水を氷点下冷蔵しただけの物、無機質ミネラルを含んでゆく大自然の濾過の過程の旅を、これから始めてゆく源流に過ぎない。つまり半年前に降った雪、解ければ雨の雨水を沸かして煎れたコーヒーの様な物用意して来たインスタントコーヒーを取り分けたビニール袋は、リュックの底で湿り、カップとて琺瑯びきのマグカップ、下手をすると唇を火傷しそうな代物、何もない山中で贅沢は言えないが、まあ山上でコーヒーを頂きましたと言うだけの事、それが流れ下れば石狩川の源流の一つになろうかという雪溪の傍ら、キタキツネの足跡みたいなのが点々とついていた...
山の動物達の水場か
夏に
涸れてゆく沢を
たどり...
岩づたい
麓からついて来た
道連れみたいに
沢筋の
しなやかに揺れる
木の葉の...
ささやきを耳に
飽きもせず...
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