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夏休みとサッカー世界選手権’06

2006年06月27日 07:53

いよいよ子供達の高校夏休みモードもスイッチが入り、サッカー選手権と相まってどこともお祭り騒ぎであるのだが我が家もそれに漏れず日頃、運動、スポーツの「う」も「ス」も言わない家人までが小国オランダへの愛国心の発露がちょろちょろ出てくるのか娘と二人で台所で広げた持ち帰りの中華料理の包みからそれぞれ温かい肉、野菜を皿に盛り、用意していた味噌汁をこぼさない様にテレビの前までそろそろと持ち寄りどっかと陣取って対ポルトガル戦の画面に見入る。 

この日は丁度娘の合気道の昇段試験の晩で受験者が皆一応通ることになっているのだから別段どうということもないのだが、母親が娘の応援に出かけたため前半を見逃し慌てて角の中華料理屋から晩飯をぶら下げて駆け込んできた女共に私もチャプスイ、焼き飯、豚の甘煮の皿にビールを下げて加わった。 サッカーには興味がない私は一人それまで静かにイギリスBBC局の自然動物番組フィンランド原野で育つ、トナカイより大きくなるムース(ヘラジカ)の季節ごとの成長と生態を美しい画面のなかに楽しみながら観ていたのだが丁度それが終わった頃にうちの女御たちのバタバタご帰還となったのだ。

息子は既に自分のホッケークラブクラブハウスでバーの大画面の前で練習の後、各自持ち寄りの料理で腹ごしらえをして9時からの待ちかねた試合開始に備えていたのだった。そして後半には皆ビールをしこたま飲みながら何十人とわいわい作戦がどうのポルトガルの汚い反則に対して審判が見過ごして、どうとかこうとか、、と珍しく黄色や赤のカードが飛び交うこともあり喧しく熱気が上がってオレンジ色に漂っていた風船も最後には敢え無くも空しくしぼんでいたはずだ。

うちの女共はその後何もなく各自することをして自分の部屋に入り寝たのだが私は昼夜逆転の生活を送っている故、アレをしたりコレをしたりしているうちにそろそろチュンチュン、ピヨピヨと夜明け前の鳥が囀り始める頃、どこかからわさわさ歓声嬌声が聞こえる。 その方に向かって屋根裏部屋から降りていくともう既に出来上がった学校、クラブ、どことも知れぬ若者が居間のソファーでだべっていたのだった。

おまけにそれぞれつまみと小瓶のベルギービールを手に上機嫌だったのだ。 朝の4時15分である。 やれやれ。 夏休みサッカー世界選手権、最悪のコンビである。

統計的にはオランダのこの年頃の青年がアルコール消費量では世界でもトップクラスだといわれている。 この国では最近12歳から15歳までの急性アルコール中毒が急増しているとのことだしそのようなドキュメントも見た。 政府は今、16歳からアルコールを消費できる現在の法律を20歳まで引き上げることを検討しているらしいが、現実的ではないので18歳ぐらいに落ち着けて何年か先には発効させる目論見を立てているらしい。

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