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逃避の日々・・・(01)

2006年06月24日 13:38

1999年10月
私は某社で開発部門の一員として働いていた。
いくつかの商品開発を抱え、寝る暇もないほど忙しい毎日だった。
むしろ、忙しくてよかったのだ。
私は5年続いた恋人、Maxとの別れを予感してたから。

Maxと私は4年同棲し、転勤のため遠距離恋愛となって1年目だった。
同棲3年目頃から、いろんなことがうまく行かなくなり、
同棲4年目は破綻していた。
そんなときの転勤は、すこし距離を取るという意味で
お互いのためになると思っていた・・・けれど
私には予感があった。

Maxはそんなに強くない。
私たちは距離に負けるのだ、と。

彼を失いたくないという気持ちと、
彼とは歩む道も、見ているものも違うのだという気持ちが
鬩ぎあっていた。
心さえ繋がっていれば、と思う私と
肉が繋がっていなくては、と思うMax。

結婚なんて考えられなかった私と、
結婚を夢見ていたMax。

寝る間も惜しんで働くのは、
どうにもならないMaxとの物理的な、そして精神的な距離について
考えたくないと逃避していたから。

距離をおいたことで、より離れ始めたMaxの気持ちを
つなぎとめる方法は知らなかった。
近づく努力をすれば、その努力の上に胡坐をかくようになったMaxに
何をすればよかったのか、わからなかった。

多分必要だったのは突き放す勇気。
でもそうすれば彼が戻ってこないような気がして怖かった。

治りかけの瘡蓋のように気になって、
何ができるのか、どうすればいいのか、苦しむ日々が続いた。
けれど、それをぶちまけても愚痴にしかならなくて、
どうすれば恋情を取り戻してくれるのかわからなくて、
それだけに支配される日々はあまりに不健康で、
私は仕事に逃げていた。

忙しければ忙しいだけ、
疲れれば疲れるだけ、
Maxのことは遠ざかる。

心をがちがちの鎧で包んで、働くだけ。
そんな日々が続いていた。

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