美しくても見たくないものもある

「僕の初恋を君に捧ぐ」の宣伝を見た

出たよ...


この手の映画...


拒否反応が出てしまう


泣かされるから嫌いなんです

この悲しみどうしてくれる？この胸の痛みをぶつける場所も与えず
どこに納めれば良いの？

「世界の中心で愛を叫ぶ」
「いま会いにゆきます」

面白いくらいまんまと泣かされました　

今回の映画に関しては宣伝の時点で涙腺がゆるんでしまった

見てらんないよ

死はずるい　「どうしようもない事態」「絶対ハッピーエンドにならない」ってところが

見る人が誰も望まない二人の「最後」の瞬間を分かっていながら
見届けなきゃいけないなんて私にしたら極刑をまつ受刑者の気分

ストーリーは幼なじみの高校生カップルの話
彼が２０歳までしか生きられない病気だと知ってて
彼女は最後まで献身的に彼を愛し支える話

初めてストーリーを知ってちょっと驚いた

この話どこかで聞いた事ある

ていうよりそのカップルの実在例を知っている

といったらいいかな

その男性は生まれつき心臓に穴があり
現代医学では完治は難しく
幼少の頃に寿命は２０までと宣告されていた

しかし２０になった後も奇跡的に生き続け
３０手前で中学の同級生だった女性と運命的に再会
いつまで自分が生きられるのか分からない男性と
その女性は結婚を決意した

それから二人の子供をもうけ、子供が幼い頃
男性についに最後かという瞬間がやってきた
幼い子供と妻を置いてという最悪の結末で終わるのか

でもこれは小説ではなく現実の話

その男性は峠を越えそれから２０年以上経った今も健在
きっと死よりも強い想いがそれを乗り越えさせたと私は思う

もし、男性が宣告通り２０で死んでいたら
もし、男性がその運命によって結婚や恋愛自体を諦めていたら
もし、大多数の反対をおしのけて女性が彼と結婚してなかったら

私はこの世にいませんでした

私は生まれ、今までずっと父親を側で感じながら育つことができた

今日まで家族全員で一緒に過ごせたことが家にとっては奇跡的なことなんです

事実は小説よりも奇なりですね

死を前にした愛の話は美しいです。
でも愛をもって死を乗り越える話の方が私はより感銘を受けます

だから～恋愛じゃなくっても　好きな人が死ぬ話は嫌っ
あっあと動物（犬とか）死ぬのも嫌っ
みんなお願いだから死なないでくれ～＞＜
私の脳はフィクションだと分かってても悲しくなる分からず屋なので