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「パンドラの匣」レビュー☆

2009年09月29日 23:01

「パンドラの匣」レビュー☆

染谷将太主演。仲里依紗出演他。結核を患う少年・ひばり(染谷将太)は、「健康道場」と称する風変わりな療養所に入所する。そこで出会う気まぐれな看護婦・マア坊(仲里依紗)と、美人婦長川上未映子)、詩人のつくし(窪塚洋介)など、おかしな療養者たちとの日々。やがてひばりは生きる活力を取り戻していく。閉ざされた「健康道場」で繰り広げられる青春時代の淡い恋と人間模様―生き急いだ天才・太宰のモダンな物語が現代に鮮やかに甦る!

8/10点!!パンドラの箱に閉じ込められたのは、「未来」という説と、「希望」という説がありますよね。この作品は、「希望」です。終戦後若者は、新しいだの古いだので論議し、未来模索していた訳で、ひばりもまた、新しい男を目指し、様々な人と関わりを持つ少年です。その姿は、覇気のあった頃の、古き良き日本男児なのだけれど、それが滑稽でもあり、可愛くもあり、クスクス笑いが込み上げちゃいます(*^_^*)入院病棟の人々の、妙な結束も解ります。病気という薄雲が立ち込める中で生きる彼らには、小さな事でも大きな事、そのやりとりもまた、クスクス笑いの連続で、とても面白いです。出演者の演技も皆、ナチュラルでとても良く、染谷くんの語りが、太宰文学と映画を見事にマッチングさせていて、耳慣れたジャズも心地良いです。「太宰=重い」と思っている方には、とても観やすく、面白いので、ぜひオススメしたいです(*^_^*)「ようしきた!」とかいいなぁ。真似したいなぁ(^-^)2009年公開。

このデジログへのコメント

  • ユリ 2009年09月30日 02:33

    > shy;さん
    試写会はネットとか雑誌とかで応募してます。けっこう当たるので、いつもくるメンツも一緒だったりしますよ(^^)

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