- 名前
- JackDive
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- 41歳
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- 神奈川
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- (男女問わず)友人からは愚痴のブラックホールと呼ばれていマスw 気軽に話を振ってくだ...
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太陽の様な叔母の話(長文やで!)
2009年09月24日 12:01
こんにちは!JackDiveです。
連休は親密な関係にある女性二人と
山梨をドライブしてきました(・ω・)ノイイデショ~
祖母&母・・・・w
・・・っと冗談はさておき、今日はあるデジ友さんに
伝えたくて叔母の話を書いてみようかと思います。
***
私の叔母は一言で表現すれば”太陽”みたいな人です。
いつもエネルギッシュに動きまわっていて、
とにかくよく笑うし、よくしゃべるw
週2でエアロビ。週1で水泳・・・w
それだけでなく、祖父が脳溢血で倒れたときは
看病~リハビリまで、自分の仕事を辞めてまで
付き添うという情に厚い一面も持った、
一己の人間として素晴らしい人です。
***
正月に親戚で集まったとき叔母は迷彩のバンダナを
頭に巻いて「オッス!」と登場しました。
カラオケで喉がかれたとかで、声がカスカスでしたw
その格好80年代か!と私は笑いをこらえつつも、
内心、男勝りな叔母らしいと思っていました。
***
5月最初の土日。私は泊り込みでシステム移行の
仕事をしていました。
トラブルが発生し、結局徹夜になった訳ですが・・・
日曜の夕方、なんとか新システムが正常稼動し移行は成功!
あ~疲れたとマンションの駐輪場に着いたとき、
父親から電話がかかってきました。
「叔母が危篤。すぐ甲府にむかえ。」
「え・・・??」
”青天の霹靂”それが、その時の私でした。
弟を単車の後ろに載せ、文字通りすっとんで行きました。
スピード出しすぎで弟は呼吸困難になり背中をバンバン
叩いてましたが、お構い無しに走りました。
***
結局、臨終には間に合わず対面できたのは
叔母の家でした。
叔母は手を組み、バンダナを頭に巻いた姿でベッドに
横たわっていました。足がまだ温かかっただけに
間に合わなかったことが悔やまれました。
病名「肺せん癌」
実は叔母は1年以上も癌と戦っていたそうです。
「人に言っても心配かけるだけだから、絶対言うな!」
と家族に緘口令をしいていたそうです。
車で15分のトコに住む祖母には「仕事が忙しいから」と
言い、祖母も病気とまったく気が付かなかったそうです。
***
後には大学ノート3冊に書かれた日記が残されました。
そこには、癌宣告を受けた日から亡くなる3日前まで
の病状と心情がつづられていました。
「なぜ私が・・・」
「ピンク色の血を吐いた」
「今死んでたまるか!絶対癌に勝ってやる!」
生存率がほぼゼロの病気にかかりながらも、その日記には
死に対する恐怖といった弱気な文は見当たらず、あくまで
打ち勝とうとする姿勢が貫かれていました。
私はそれを通じ、正月声がカスカスだったのは癌の転移のせい。
バンダナをしていたのは抗がん剤で抜け落ちた髪の毛を
自分で縫い付けたものだったことが分かりました。
「いつもは喉が痛くて声が出ないのにみんなと会ったら
嬉しくて声が出た。沢山話せて楽しかった!」
正月の頁を読んだら思わず涙が出ました。
なんでその時気が付かなかったんだろうかと。
***
従兄弟によると、治療の為入院した時「もうだめだ・・・」
と弱気になっていた同室の人を叱り飛ばしていたそうです。
「絶対生き抜く!そう思わなきゃ助かるものも助からないわよ!」
「今あなたが死んだら家族はどうするの!頑張りなさい!」
叱られた人は「そうですね!子供の為にも生きなきゃ!ありがとう」
そう感謝していたそうです。
それを聞いたとき、私は実に叔母らしい行動だなと思いました。
***
明日は葬式という夜、呆然とベッド脇に立ち尽くす
従兄弟2人に私はこう声をかけました。
**=叔母の名前
「今夜はおもいっきり泣きな。でも明日からは
絶対泣いちゃいけない。**がそれを許さないと
思うし、望んでもいないと思うから。」
「実感が湧かないかもしれないけど、明日には
俺らが大好きな**は火葬で骨になっちゃう。
これは現実だよ。見納めって言葉があるけど、
絶対後悔しないように、今夜を大事に行動しな。」
姉の方はそれを聞いて堰をきったように泣き始めました。
弟の方はスケッチブックを持ってきて叔母の絵を描き始めました。
次の日、棺には2人が徹夜で書いた2通の分厚い手紙と
笑っている”太陽の様な”叔母の絵が入れられました。
***
人間である以上、私もこの文を読んでいる方もいつかは
死にます。そして、時間が戻ることは決してありません。
人間って不思議なもので「日常」を重ねることにより
大事な事が「当たり前」になってしまい、いつしかその
ありがたみを忘れてしまいますよね。
”健康のありがたさ”なんてその最たるものでしょう。
そしてその「当たり前」を失ったとき必ず後悔します。
どうすれば後悔せずにすむか?
それは「行動すること」だと私は思います。
悩んで立ち尽くすだけでは不安のどんよりした雲の下に
ずっといることになります。それではあまりにもったいない。
行動こそが、どんよりした雲を払いのけ、光の差すほうへ
自分を歩ませる事が出来る唯一の方法なのではないかと思います。
昨日叔母の墓参りに行ったとき従兄弟が言ってました。
「あの時はありがとう。お陰で後悔することがなかったよ!」
***
大学4年間、ライフセービングをする中で私は多くの生と死の
場面に遭遇しました。
紙一重で救えた命。救えなかった命。。
会社に入って、文字通り必死に働いて、最後は泡吹いて
職場でぶっ倒れ自身が生死をさまよった事もあります。
こうした経験から言えること。
それは「後悔したくないなら行動すること」です。
もし今悩みの悪循環に陥り、何も手に付かない状況にあるのなら
思い切って一つでもいいから何か実行することをお勧めします。
それと同時に言えること。
あなたは1人じゃない(^_^)b
From JackDive
***
PS:水上保安庁の標語にこういう言葉があります。
「一瞬の油断。一生の後悔。」
時間は戻らないので、この今一瞬を大切にしなきゃ!
と文章を書いてて再び心に刻めました。
ありがとうございました。
これも「当たり前」にしちゃいけないことなんでしょうね☆
叔母の為にも午後は精力的に活動したいと思います!
最後まで読んでくださる方がいらっしゃるか分かりませんが、
乱文失礼しました!!
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