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ついにスワローズに1、5差。岩田投手

2009年09月10日 06:08

ブランコバットが空を切った瞬間、雄たけびをあげた。左拳を突き上げた後、グラブをポンとたたいた。クールな左腕が男をあげた。パパはやったで! 岩田がお立ち台で叫んだ。
 「きょうの昼に第2子、長女が生まれました。本当にうれしいです。子供にメッセージ? 『頑張ったゾ!!』。きょうは、低めに集めることができたし、内野ゴロも多くて、自分の投球ができました。完封なんで、特別な思いがあります」
 午後0時52分-。西宮市内の自宅の電話が鳴った。ひとりで昼食を作っていた手を止めた。門真市内の病院からだった。「ヨメが『分べん室に入った』とお母さんから連絡があった。急でした」。午前中、同い年の美佳夫人とは何気ないメールを交換。8月中に誕生予定もここまで延びたが、この日のマウンドに合わせるかのように産声をあげた。「ミラクルですね。元気に育ってくれたら、それでいいんです」
 グラブには家族の名前の刺しゅうを入れる。オフには「子守りですよ」とクラブハウスに長男・輝大(こうだい)くん(1)を連れてくる子煩悩。「名前? まだ決めていない」。3280グラムの新しい命。4人家族の大黒柱として負けるわけにいかない。長女の名前もグラブに刻み、次なる決戦の舞台へ上る。
 「僕は三振をとる投手ではないんですが。点をとってもらったので、楽に投げることができた」
 自己最多の2けた12奪三振。奪ったアウト27個のうち内野ゴロが『12』。外野には3安打を含めて4度しか飛ばさせなかった。九回二死三塁のピンチも、ホームだけは踏ませなかった。シーズン4完投以上は球団では2006年の井川(現ヤンキース傘下3A、8完投)以来、中日戦での1投手の完封も04年の井川以来。憧れの左腕にも肩を並べた。
 「長女誕生? だから、完投してほしいと思っていたけど…」。試合前に報告を受けた真弓監督が胸の内を明かす。そして、「完封したねぇ!! ベンチでゆっくりと見ることができた」。期待以上の活躍に目尻を下げた。ヤクルトとは1.5差。5月2日の1差以来、130日ぶりの肉薄だ。10日から2連勝で、ヤクルトが2敗か1敗1分けで、11日に単独3位に浮上する。
 「まだまだ勝っていくので、応援よろしくお願いします」。記念のウイニングボールを手に車のエンジンをふかせた。もう夢ではない。奇跡の扉を開く瞬間がやってきた。

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