２４時間テレビに騙されるな

地元の有名人イモトアヤコが走ったらしい今年の２４時間テレビ。

くまごろう、それでもテレビは観なかった。

他人だしね。

まあ、もっと深い理由があるからなんですが。

理由は簡単。
日テレ最大の全国ネットの偽善番組だから。
もっと言えば詐欺番組ですよ。あんなもん。

そもそも、チャリティーになってない。

欧米にもチャリティー番組やコンサートがあります。
ただ、日テレのそれとは決定的な違いがある。

「出演者はノーギャラ、ＣＭは流れない。」

今日のポイントです。ここ。

「え？２４時間テレビのタレントって、ボランティアじゃないの？」
そう思ったあなた、騙されてますよ。
考えてください。
毎年、出演者が違うって、どういうことなんですかね。特に司会者やった人たち。あれだけ感動の涙流してた人たちが翌年は出ないとかざらですよね。
あと、明石家さんまさんとか北野武さん、何で出ないんでしょうね。同局で看板番組やってるのに。
両者とも、「チャリティーなのに、ギャラが出ることにあきれて出演を断った。」というのが正解です。
「チャリティーって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ！コノヤロー！！」（ソース：ビートたけしのオールナイトニッポン）

また、

明石家さんま　「この番組はノーギャラですよね」
24スタッフ　　「いえ」
明石家さんま　「ならそのまま募金に回してください」
24スタッフ　　「そういう訳にはいきません」
それ以来、出なくなった。
（ソース：ヤングタウン）

両者とも、事の成り行きを深夜ラジオで暴露済みです。

そして、２４時間流れ続ける膨大な量のＣＭ。
企業が広告枠を買って（つまり、日テレにお金を払って）放送しているのです。
その金を寄付に回せば、とんでもない寄付金の額になるのではないですかね？
海外のチャリティー番組では、ＣＭは一切流れません。寄付した企業名を紹介するだけです。芸能人たちもノーギャラで、賛同者のみが出演するのです。

当初は、「欽ちゃん」こと萩本欽一氏らによって「寝たきり老人にお風呂を！身障者にリフト付きバスと車椅子を！」ということで始まったと記憶しています。番組自体も地味でした。

今の２４時間テレビを見ると、吐き気さえする有様です。

若手芸能人による「２４時間マラソン」。なんですかね、あれは。
素人の付け焼刃で、フルマラソンの何倍もある距離を走らせて強引に感動させる手法。あきれて物も言えない。体壊すに決まっているだろ。でも出たがるのはなぜか。特別なギャラが用意されてるから。
あんなもん、キューちゃんがボランティアを買って出て走ればいいだけのこと。オリンピックの金メダリストなんだもん。視聴者と触れ合いながらゆっくりと走る。それで充分感動的な画がとれるんじゃないかな。

身体障害者の素人を神輿に担ぎ上げて津軽海峡を泳がせたり、しまいには身体障害ペットまで動員する有様。
そして高額なギャラをもらった芸能人たちが、涙を流しながら募金を呼びかける。そこにコマーシャル。「○○は、２４時間テレビを応援しています。」

ヘドが出そうです。
正直、涙を流して感動する、８９歳になるうちの祖母がかわいそうです。

オレオレ詐欺よりひどいです。

追記
募金の寄付先に「日本ユニセフ協会」なる団体が登場しますが、この団体、国連のユニセフの日本事務所などではありませんからね。国連のほうには「ユニセフ東京事務所」というのがあります。
集めた寄付金･募金の一部で（その額２５億円！？）「ユニセフハウス」ビルを建てています。そして募金の一部で職員に給料を払い、光熱費を払い。（なんと、毎年１５億円近い）という、トンデモ団体なんです。全額ユニセフに行くわけではありません。
職員は民間人なので、身分は「団体職員」です。国連の人なら、「国際公務員」ですから。