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- 旭川です。 自然と仲良くする仕事。
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赤いちゃんちゃんこ~学校の怪談・しょの1
2009年08月17日 16:42
時は現代。
とある女子高で幽霊話が流行りだした。
よくある『トイレの花子さん』のような話で、なんでも
部活などで帰りが遅くなった生徒が夜8時以降に
校舎3階トイレいちばん奥の個室に入ると、気味の悪い声が
聞こえるんだとか。
はじめは、帰りの遅くなった生徒を早く返すための戒めだとか、
単なるいたずらだとか、さまざまな憶測が飛び交ったが、
だんだん騒ぎが大きくなってきたので学校も放置できなくなり、
一人の女性教諭が調査することにした。
かくして、ある日の夜8時過ぎ、他の男性教諭や生徒たちの見守る中、女性教諭は件のトイレに入った。
ほどなくして、トイレの底のほうから背筋の凍るような気味の悪い
声がした・・・
「赤いちゃんちゃんこ、着せましょか~?」
「きゃああ~~っ!!」
女性教諭は悲鳴とともにみんなのところに逃げ帰った。
体中に冷たい汗が流れていたが、けがはなかった。
幽霊話が現実のものと確認され、学校は警察に調査を依頼する
ことにした。けが人の出ないうちに解決したいとのことからだ。
数日後、警察の調査が入り、まず最初に一人の婦人警官がトイレに
入ることにした。警察関係者は婦人警官の身を案じ一人にすることを
ためらったが、当の婦人警官はこれまで人的被害がでていない
ことから危険はないとして一人でトイレに入った。
ほどなくして、例の不気味な声
「赤いちゃんちゃんこ、着せましょか~?」
すると強気な婦人警官は言ってしまった
「できるものなら、やってごらんなさいっ!」
まもなく、婦人警官のすさまじい悲鳴が響いた
「ぎゃああ~っ!!」
同僚の警官たちがあわてて駆けつけると、婦人警官は背中を
ズタズタに切り裂かれ、大量出血のためこと切れていた。
その真っ赤な血に染まった背中は、あたかも
赤いちゃんちゃんこを着たかのようだった・・・。
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