デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

創作物『小織』 03

2009年05月02日 08:44

創作物『小織』 03

.
.
.
.
.
.
.

CEAN.3
      小枝という女



僕と小枝との 付き合いは 3年に なる

確か 飲み屋につとめてた小枝

閉店後 誘って飲みにいって

まあ そのまま 勢いで記憶なくすまで飲んで

朝 起きたら 隣に 寝てた

また やったなと 思いつつ

彼女の寝顔が 妙に新鮮だった

可愛いとか 初々しいとか

そういうのとは 無縁

どちらかというと 下品な寝顔だった

まあ、それは いいとして 寝ている彼女をおこさないよう

こっそり ベッドから 抜け出し 朝飯を買いにいった

帰ると小枝は 目を覚ましていた

普通なら ここで 朝食でも作ってそうなものだが

小枝は 不機嫌そうな顔をしながら 一言言った

「ねえ、お腹 空いた」

今までにない展開

まあ、ついでだから 玉子焼きを作って食べさせた

「30点.....」

「なにが?」

「この玉子焼きの採点」

少し 僕は むっとする

自信あっただけに 納得いかなかった

「30点かい」

「悪いねえ、玉子焼きには思い入れあるから」

なんと ふてぶてしい女だろう

そう思いながらも 僕が返した言葉は

「納得いかん、美味い言わせるまで 作ってやる

気が向いたら いつでも 食いにこい」

「楽しみにしてるね」

なんとも奇妙な 始まりだった

その後 気づいたことだが

小枝は 誰にでも ついていく

そのくせ させない

そういう女だったらしい

そう思うと 僕は 貴重な男になるらしい

かくして、彼氏彼女でもない

単なるH友でもない(らしい)関係が 始まった

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

やがみ

  • メールを送信する

やがみさんの最近のデジログ

<2009年05月>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31