- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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Jasper Blom Quartet 15-1-09
2009年01月16日 12:02
Jasper Blom Quartet
15 Jan. 09 atcafe de Burcht in Leiden, The Netherlands
Jasper Blom (ts,electronics)
Jessevan Ruller (Fender Telecaster)
Fransvan der Hoeven (Wood Base)
Martijn Vink (ds)
自分の町で贔屓のジャズメンのコンサートがあるのは簡便だ。 ゆっくり晩飯を夫婦で済ませニュースを観た後テレビのコメディーを見て10分ほどゆっくり自転車で走ればいいのだから。 自転車の鍵を掛けているとカフェーに上がる階段のところでこの日のドラムがタバコかマリファナ入りのものか知らないようなものをふかしていて新年の挨拶をして中に入れば入り口で7.5ユーロ(約950円)を地元の同好会の会計に払ってまだ普通のカフェーのイスを寄せてこの日のテナーの前にベルギーの白ビールを手に座った。 去年の5月の初めにこのグループのリーダー、テナーのヤスパー・ブロムのCD披露のコンサートで次のように記した。
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/54050646.html
目の前にごたごたと7,8個のコードが絡まった箱があり、これはギター用かと思えばテナーのもので前回とは異なりギターは自分のアンプ/スピーカーにコントロール・ペダル一つの簡単なものだった。
1st Set
1) Your beauty and mybrain
2) Opzoek naar melodie
3) Greek Myth
4) ??? (Yesterdays in Portugees)
5) Knorre
2nd Set
6) The least of your worries
7) Isaak
8) Shearwood Forest
9) Statue Of Liberty
2)4)6)は新作ながら曲目は概ねCDに沿ったものだ。 けれど、CDが一昨年製作でありその後このバンドで幾つかセッションを重ねているからには自然と発展、変化があるのは当然でそれは今回ギターがテレキャスターをシンプルに駆使しつつその可能性を探る試みの中でテナーから発せられた音を遅らせエコーをかけ、様々な音調をこだまさせるリーダーの意図は9)で顕著でありリーダーがテーマを様々に試みる後ろでギターが荒々しく自作と違ったモードで奏でるのを面白いと思った。 ベースにしても去年3月、誠に抒情的なピアノ詩人 Jeroen van Vliet のコンサートで奏でたものをもバラードの中に織り込んでいる。
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/53439621.html
第二セットまでの間にバーでJvRと年末から年始にかけての話をしていてこの何週間か新作と格闘している事を聞いた。 オランダの誇る、シンフォニーからジャズ、ポップまでをカバーする Metropole Orchestra のストリングスを使って新作を含めた自作をマルチトラックで録音するのだという。 弦楽器を10ほど使うのだけれど編曲者もなく一人で作るのは骨でこの頃は一日で10時間以上働いているのだそうだ。 来月にはテナー、バリトン、バスクラリネットを駆使するヤン・メニューと日本ツアーがあるとも聞いた。 ブルーノートやコットンクラブなどで5つほどのコンサートをするのだそうだ。 JvR作品をジャズ・オーケストラオブザコンセルトへボーでCDにし、それを持って昨年10月日本公演したときのJvRファンやビッグバンドファンの反応をインターネットで読んだものを本人に伝えるとそれはいいと喜んでいた。
その後、第二セットに入ると私の横にどかどかとJvRの同僚、Martijn van Itersonが座りカチャカチャと白ビールのグラスでリズムを取り始め来週ここでこの日のリーダーと同じくテナーのトム・ベークのバンドで演る下調べか自宅から自転車で覗きに来たのだろう。 同じくこの町で育ったジャズピアノのカーレル・ブーレーも両手を振ってエアー・ドラムスに余念がない。 クールなブーレーには珍しいことで30人ばかりの気心の知れた連中ばかりのこじんまりした雰囲気なのがそうさせているのだろうか。
この日のリーダーのイニシャルとたまたま符合するスコッチのJ&Bを飲み干して皆に挨拶をして出ると会場に来たときと同じく忙しいこの日の太鼓が外気4℃の階段でタバコを吸っていた。
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