てのひら

お久しぶりです。
今日、とあるCDを聴いていて「てのひら」繋がりが出来ました。
僕のこころに響いた、てのひらに纏わる素敵な音楽です。
まず最初は、コレ

君のてのひらから生まれてきた
ブロンズ並んでる静かな部屋
いつでも　君のそばで
その手を眺めているよ

君のてのひらには太陽がいて
冷たい土さえも輝きだす
こんなに　君のそばで
素直な気持ちになる

移ろう風を
形にして
光と影を
刻んでゆく

君のてのひらから生まれたいな
もう一人の私　土に還る
君のてのひらから生まれてきた
もうひとつのいのち　時を超える


遊佐未森さんの「君のてのひらから」です。
随分前になりますが、レンタル・レコードのお店で偶然見つけた遊佐未森さんの『瞳水晶』。CDではないんです。レコード…。
ずっと音楽が好きで、色々な音楽を聴いてきました。彼女の楽曲に出会ったのは、高校生の頃。時代はテクノ全盛の頃で、僕も言うに漏れずYMOとか貪っていました。
そんな中でアルバムのジャケット・デザインがどこか神秘的で、惹かれたのが彼女でした。
曲を聴いてみると、彼女は女性とも男性とも思えるような歌詞を詠い彼女の独特な世界観が、僕の中に入ってきました。
視た事がない（感じたことがない）世界がそこにありました。
不思議な感覚に包まれて曲を聴き進むうち、音楽の本当に心地良いところは、そのときの感性の隙間を埋める事が出来て、次の一歩を予感させてくれるものかもしれないと思いました。
人であれ音楽であれ、出会いは宝物。
捨てられないレシートと同じ位置にあるのかもしれません。